2012年3月29日木曜日

永代使用料という考え方

公営・民営など問わず、殆どの場合新規の墓所に対して永代使用料+年間管理料というものを支払い使用許可を得ることになります。

例:公営(東京都)
申込み→当選→審査→永代使用料+年間管理料納入→使用許可証発行

ザックリですがこんな感じの流れで墓所を使用することができるようになります。
(詳細は別の記事に書きます)

永代使用料って何?と疑問に思わないでしょうか?
墓所の場合、その敷地を購入して所有、使用するという考え方ではありません。
永代に渡ってその墓所を使用する権利の購入であるということになります。
簡単に言うと”所有権”ではなく”利用権”という感じでしょうか。

上記のような考え方で永代使用料というものにお金を支払っているわけです。

永代のポイントとして承継者の問題が必ず出てきます。
承継者がいなければ、実質永代で使用することは不可能になります。


公営(東京都)においては、5年間年間管理料を未納にすると墓所の使用許可を取り消されてしまいます。管理料を支払う承継者がいないとみなされます。
もう一つ、新規墓所にて使用許可を得たにも関わらず、3年間過ぎても申込み遺骨が埋蔵されないと、その意思なしとみなされ使用許可を取り消しされてしまいます。


永代使用料という考え方とは反対に有期使用料を支払う形の墓所もあります。有期ですのである一定期間で満期になり、その都度更新していく仕組みになっています。
今後、少子化が進み承継者(墓守)がいるかどうかも分からない状況において、永代ではなく有期という仕組みは非常に有効なのではないかと思います。
すでにこの仕組みで運営されている自治体墓地もあるそうです。

今後、少しずつ有期使用料というような流れになってくるかもしれませんね。


2012年3月27日火曜日

修繕工事①

最近おこなわれた修繕工事についてご説明します。

長らくお参りされていなかったお客様の墓所内にて、植木が大きく成長してしまった為、植木の根が外柵・拝石・カロート・敷石のあらゆる所に入り込んでしまいました。植木の根が石を持ち上げ形を崩してしまっています。(写真1)

写真1











まずは植木を取り除く為に外柵などを一旦外します。(写真2)

写真2











全ての植木を丁寧に取り除きました。(写真3)

写真3











植木を取り除く為に外した石を据え直しました。(写真4)

写真4












これで完成です。工事前の写真と見比べていただければ一目瞭然ですね。


☆やはり定期的なお掃除と管理が大切ですね☆
遠方にご住まい、忙しくてなかなかお参りできないなど、お客様それぞれの都合もあると思います。
当店だけでなく多くの石材店で墓所管理の委託をお受けしています。単発・お彼岸&お盆前・毎月御命日などお客様の都合に合わせてお掃除・除草・簡単な植木の手入れなどをおこない、その都度、墓所の状況を把握して問題があれば直ぐにお客様にお伝えをしています。このような大掛かりな修繕工事になってしまう事を未然み防ぐことができるので、上手に活用していただければと思います。


☆工事依頼の注意点☆
このような修繕工事の際に、すぐに高額なリフォームを勧めてくる業者にはご注意ください。
もちろん、中には劣化が激しく、現状に将来性を加味した上で適切な提案としてリフォームをお勧めすることもございます。高額な全体のリフォームにするか、部分修繕で最低限の費用で押さえるか?それぞれにメリットもデメリットもあります。それらの何処にウエイトを置くかはお客様が決めることだと思っております。当店ではそれら全てをオープンにしてお客様に提案し選択していただけるように心がけております。分からないから専門家が決めるのではなく、分かるように説明して選択していただくことが専門家の仕事だと考えています。

2012年3月20日火曜日

山形家概要

名称 株式会社 山形家和中石材店

創業 昭和4年

初代 和中善吉により創設される

所在地 東京都府中市紅葉丘2-14-12

業務内容 新規墓所建立 お墓リフォーム(ご修繕) お墓クリーニング 献花代参 墓所管理 植木手入れ 各種ご法要 生花販売
設計から建立そして管理まで全ておこなっております。

FBページ 山形家和中石材店




初心


本日は春分の日!
春到来ですね。

お彼岸もお中日で多磨霊園は参拝者の方々で
賑わっておりました。


さてノスタルジックな写真ですが、創業当時のものだそうです。
歴史を感じます。
創業者の和中善吉が店角に立っています。
私にとっての曾お爺ちゃんになります。

目の前の人見街道も砂利道だったようです。

温故知新

この写真を知らずして家業を継いでいくのと、そうでないのは全然違います。

今の時代に適したスピーディーなサービスの中に昔ながらの人と人の関わり
の大切さと、懐かしい故人に対する想いを共有できるような身近なサービスを
心がけたいと思わせてくれました。

初心としてこの写真を大切にしていきたいと思います。